ぐるぐる

日記

2/5日記

Twitterのおすすめツイート欄がサウナ関連のものになっている。コロナということもあってここしばらく我慢しているからやめてほしい。しかし、ここ数年のサウナブームはどこから始まったのだろう。火付け役の何かがあったのだろうが、とんと見当がつかない。気づいたらサ活という言葉もできていて、友人の中にもサウナにハマっている人が多くなっている。ブームによって新たなサウナ施設が生まれることはサウナ好きとしては喜ばしいが、いかんせんマナーのなっていない客も増えるから両手をあげて喜べない。どうしたものか。特にイヤなのがサウナから出たあと、水風呂に入る前に身体を流さない輩だ。衛生観念が欠如しているとしか思えない。たしかにサウナから出たあとはいち早く水風呂に浸かりたい、その気持ちはわかる。だが、自分の身体から出た汗が浸かる水に広がることに抵抗はないのか。いや、そもそもそこまで考えていないのだろう。身体を流すのは大抵が水で、サウナ上がりとはいえ冷たい。瞬間、耐える必要がある。皮膚への刺激が水風呂と違って流水は一定ではないから。その一瞬の苦痛を耐えられないものは水風呂に入る資格はない、と強く思う。その洗礼を突破したものだけが水風呂の快楽を享受できるのだ。水風呂内でも、マナーの悪い客はいて、水風呂の最初の冷たさに耐えられず騒ぐ暴れるの蛮行を犯す者どもだ。水風呂は入った瞬間、その温度差で皮膚へ一気に刺激が伝わる。しかし、しばらく浸かっているとその冷感刺激は弱まっていき、じわじわと皮膚の周囲の水温が上昇したような錯覚をおぼえる。これが水風呂の快楽だ。サウナで火照った身体がじんわり冷やされていくことで、副交感神経が刺激されリラックス効果が発生する。しかし、それを待てず暴れ水流を乱しては本末転倒だ。冷たいだの耐えられないだの大声で騒ぎ立て恥ずかしくないのか。忍耐のできない者が水風呂の快楽を味わえるはずがない。マナーの守れない者は即座に出入り禁止にしてほしい。いつも思う。このようにマナーを守っている人間が、なぜマナーも守れない不届き者によって迷惑を被らなければならないのか。特に水風呂の水はそうすぐには循環しない。しばらく他人の汗が残ったままになる。単純に不快。どうにかならないものかと常々思うが、なかなかどうして難しい。サ活をするのであれば、マナーの徹底をお願いしたい。

 

作家の西村賢太氏が亡くなられた。まだ54歳。早すぎる死だ。骨太な文体で語られる実体験に基づく小説の数々、その面白さ。確かまだ文學界の連載も完結していなかった筈だ。単行本になるのを楽しみにしていたというのに。慊い。甚だ慊いですよ、西村さん。まだまだあなたの作品を読みたかった。

西村賢太さん、御冥福をお祈りいたします。合掌。

あちらでは心ゆくまで藤澤清造と語らってください。