ぐるぐる

日記

4/2日記

今日は、人生で初めてベーグル屋さんというものに行ってきた。ベーグルってこんなに美味しいの、と思うくらい美味しく、その後に食べたものすべてが霞んでしまうほどだった。もうまた食べたくなっている。美味しかった。あまりにも美味しくて、食べてる間の多幸感がすごかった。その後ずっとベーグルが美味しかったと呟いていた。ベーグルの美味しさを知ることができたのは人生にとって有意義すぎるくらい有意義な出来事だった。ベストSF2021を読み始めた。円城塔の「小説の誕生」柴田勝家の「クランツマンの秘仏」を読んだ。どちらも素晴らしい小説だった。円城塔は「SelfReference ENGINE 」がいちばん好きで、あの小説だけをしゃぶるように読み続けるだけで一年はすごせると思うくらいかなり深く読み込むことで得られるものの多い小説。今日読んだものも実験的ではあるけど、非常に今的な小説だった。chat GPTが出たことでより印象づけられるものがある。まだchatGPTを試したことがないから早く試してみたい。「クランツマンの秘仏」は何年か前に異常論文が流行った時の、その火付け役となった小説。論文形式のドキュメンタリーチックな筆致で描かれるのは、ある男の本懐とも呼べるまでの道程を巧みに描いている。ラストに至ると、うそばなしもかなり真に迫っている様子があり、個人的には語り方が好きすぎて、それだけでよかった。柴田勝家の作品もかなり好きなものは多いが、民俗学で得られた知見から仏教関連に行き着いた小説作品はかなり好き。なんというか、こういう世界観が好きなのかも知れない。感想としては弱いな。なんか、読み終えたばかりでまだ整理できていない気がする。もう少し最後まで読んで俯瞰したうえでの感想を書けるようになりたい。よくBFCでジャッジやってたなと思う。私は本を読むのが根本的に下手くそというか、あまり上手く読むことができないし、その方法というか観点を知らなすぎる。もっと批評もやっていきたいんだけどな、そうするにはあまりにも時間が足りない。もっと早く仕事を片付けられるようになりたい。とりあえず、来週からは新しい小説を書いていく。2週間以内に1000字前後の小説と800字小説を書く。その間にほかの書く予定の小説のアイデア出しもする。このぐらいストイックにやっていかないと小説は上手くなはない気がする。時間的な融通がきかなくても、なんとかやりくりしてやれ、と自分に課すことで成長できるんじゃないかと信じている。インプットとアウトプットの連続をしづけなければ。

 

789人。