ゴールデンウィークで集中的に読んでいた三体もついに読了です。すごかった。あまりにも遠くに連れていかれた。ひとつひとつのアイデアが面白いし、それをすべて上手く組み合わせて物語の推進力にしている点は脱帽。あまりにも壮大すぎるほら話として三体という小説が成り立っているのは、細部の作り込みの丁寧さ、情報の取捨選択の仕方。削りと膨らますシーンの描き方。決して安直に、読者の想像通りには物語を進めないという気概がすごい。程心と雲天明が再会するだろうと想定しても、そこへたどり着くまでに新たな問題が起きる。そしてその問題はすでに起きる可能性を提示していて、その要因には雲天明が組み込まれている。これはわかりやすい例だけどそういったのがあまりにも多すぎる。たぶん気づいてない問題もあると思う。そのくらい作り込まれている。再読したいけど、重いからもう少し経ってからかな。しばらくは小説は書く方に集中します。
3809人。ここのところ前週比で下降傾向にあったのに、ここにきて1000人近くの増加へ。またここから増えていくのかしら。ゴールデンウィーク効果なのは間違い無いだろうね。
