ぐるぐる

日記

9/29日記

今日も帰るのが遅かった。金木犀の香りが昨日よりいっそう強まっていた。秋になったんだなあと改めて実感する。もう半袖では寒い気温だ。風邪をひかないようにしないとね。

そして、読みかけの本を読んでいたらこの時間。書けないなら書けないならなりに何かしらやらなければならないと思って読書に力を入れてみた。高橋弘希の「指の骨」。新潮新人賞受賞作だ。この作品は好きで何度も読んでいるけれど、あまり具体的にどうして好きなのかわからない。ひとつは文体というところがあるのだけれど、それ以上になにか好きな理由があるはず。文体は静かで美しい。高く澄んだ音がするよう。それはきっと風鈴のイメージに引きずられている部分が大きいと思うが、それでも印象は変わらない。なんだろう。戦争文学だが、苛烈さよりも静かに悲しくなる。その描き方が上手いのかな?うーん、わからない。面白いを言語化できるようにならないとだめだなあ。批評の視点でちゃんと読まないと。意識を張り巡らせるのは大変だな。とにかく、今は読んで、書けそうならすぐ書く。これを実践しようと思う。あとは、書き出しだけ浮かんだものもきちんとメモする、とか。

 

5032人。