ぐるぐる

日記

8/6日記

久しぶりに堕落した土曜日だった気がする。掃除機をかけたのと革靴の手入れをした以外はだらだらしてた。中井紀夫の「死んだ恋人からの手紙」と伴名練の「彼岸花」を読んだ。どちらも書く予定の小説のいいヒントになった。特に「死んだ恋人からの手紙」はものすごく参考になった。抒情と小説としてのうまさがすごく一致して綺麗な形になっている。つまらない文がまったくない。タイトル通りの内容だけど、その中で死んだ人の過去と現在についての深掘りがものすごく効果を出している。時間がバラバラになって手紙が届く仕組みも含めて。うまいなあ。伴名練の「彼岸花」もラストまで筆が走りまくってる。小説がほんとうにうまいね…って伴名練の小説を読むたびに思う。新しい単著がたのしみな作家のひとり。伴名練くらい小説うまくなりたいな。もっと自分が好きな作品を自分で量産したい。がんばる。

 

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