ぐるぐる

日記

3/8日記

ついに家で夕ご飯をたべることを諦めました。職場で夕飯食べてまた仕事。どう考えてもこんな生活おかしいとわかっているのに、仕事がそれを許してくれない。最近は夢にもしばしば仕事のことが出てくる。全くいやになる。生活が仕事だけになってるのがかなしいな。通勤電車で読む小説だけがこころの癒し。いまは梶尾真治の『美亜に贈る真珠』を読んでいる。SFのギミックを使って抒情を表現するのが上手い作品が多い。ただまぁかなり前の作家だからSFは古典的なものが多く、アイデアで驚くことは少ない。それでも感情換気力は高め。「時尼に関する覚え書」の構成が美しくて好き。「僕は明日、昨日のきみとデートする」を妹に借りて読んだことがあったけど、アイデアはそれと同じ。でもこっちの方が古いから元ネタと言えるのかな。一度読んだきりだしそこまで面白いと思わなかったけど、こっちは構成の美しさ、モチーフの使い方など端々に技巧が見えるから読んでいて勉強にもなった。こういう美しい構成の小説書いてみたいな。構成の美しさはそれだけで作品としてひとつの価値があると思う。

 

926人。