ぐるぐる

日記

1/18日記

今日の東京のコロナ感染者数は5185人。昨日、今週中に5000人超えるだろうとは言っていたけど、まさか翌日に超えるとはね。東北から帰るのが憂鬱になってきた。たくさんの見知らぬ人と接触する満員電車に乗るのかと思うと暗澹たる気持ちになる。都会はいやね。

 

今日は、福島に来ていちばんの大雪だった。一日中降っていたけど、ちょうど帰りの時間が積雪量もトップだったと思う。すこし先の視界が霞むくらい降っていて、夕飯を買ってる間に2、3センチは積もったようだった。傘をさしていても歩いているとコートや鞄にはあっという間に雪がついた。まっしろになって、小麦粉をぶちまけたときの服みたいだった。雪の質もたぶん違うんだろうと思う。関東の方だと水っぽいというか、氷に近いような雪が多いけど、こっちの雪はさらさらしていて、これが所謂パウダースノウってやつだなと実感した。ただ服や鞄につくと厄介で、手で払っても生地に擦り込まれるように細かく入り込んでいく。鞄の生地が縫い込まれた隙間に入り込むとなかなか落ちず、挙句塊になって暖房で溶かされて鞄が濡れる。シミにならないといいけど。

ホテルの窓から外の景色を眺めていると動く影が見えて、それはどうやら動物のようだった。尻尾が長くて、スラっとしたからだつきをしている。一見すると猫に見えたけど、動き方が見慣れたそれとは異なるものだった。でも、なにかはわからない。猫よりも体高がすこし低く見えた。敏捷さから肉食あるいは雑食系の動物だと見当をつけて観察していたけど、実際のところはわからないままだった。思えば、福島で散歩してる犬以外の動物を見ていない。野良猫も、雪国では違った動き方をするんだろうか。冷えた肉球は気持ちよさそう。寒がりなイメージも強いから、野良の猫は雪国では生きていけないのかもしれない。仕事で来ているから仕方ないけれど、もっといろいろな景色を見たいのに時間がない。コロナもあって建物内でも出掛けるのに気が引ける。ゆっくりバスに乗って雪に染まった景色を見たかったなあと思う。