ぐるぐる

日記

11/29日記

一日中考え事をしていて、仕事が捗らなかった。BFCの懇親会で西崎さんがやってたゲームのことを考えていた。お題を出されて、即座に考えるのがとても楽しかったゲーム。脳みそをフル回転させるあの瞬間がめちゃくちゃ気持ちいい。白湯ささみさんがすごく上手だった。中でも、上の句は忘れてしまったのだけど、「秘密基地はいつか見つかる」ちょっと言葉は違うかもしれないけど、こんな感じのことを言っていて、なぜだかとても刺さった。短歌を読んだ時の気持ちに近かったと思う。心から良いなと思った。これからも折に触れて思い出す気がする。あれを聞けただけで懇親会に出た価値がある。希望という言葉が似合うような、とてもいい言葉。好きだ。そうそう、短歌で言うと左沢森さんが笹井宏之賞を受賞していた。左沢さんの短歌をきっかけに短歌の面白さに気づいた人間として、こんなに嬉しいことはない。誰かの受賞を聞いたなかでも、トップレベルにうれしかった。左沢さんの素敵な短歌をいろんな人が知ることになると思うと、なんだかどきどきする。自分の好きな作品を書く人が認められるのは嬉しい。賞がなくても認められていた人だとは思うけど、なんというか、やはり賞というのは大きいんだろうな。ちがうな。賞は関係ない。応募してそれが受賞したことはめでたい。嬉しい。その気持ちは正しいけど、賞をとったからすごいんじゃないんだと証明するのは、私自身がすごいと思えればいいことで、感性の話になってしまうのだとしたらそれも嫌なのだけど(私は感性や感受性という言葉を信じていない)、でも、うーん。嬉しい!おめでとうございます!この気持ちだけでいいのかな。ちがう、左沢さんの作品がまた読めるから嬉しい!そしてそのためにお金を払える、というのがいいのかな。作品の価値がお金ではかれるわけじゃないけど、世に流通する価値観としてわかりやすい対価を支払うことができるから、なのか。ちがう。どれもちがう。嬉しい。めでたい。それだけでいいじゃないか。ただただ、左沢さんの新作が読めることを幸せに思っていればいい。

 

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