ぐるぐる

日記

1/2日記

元旦も過ぎると一気に新年という感じがしなくなる。

年の瀬の頃からやけに耳にする機会が増えるマツケンサンバも、そろそろ聴かなくなるのかと思うと安心する。というのも、マツケンサンバを聴くと何故かずっと焦る気持ちがしてきて厭な汗をかくのだ。なんでだろう、とここ数年ずっと悩んできたけれど、その悩みがやっと氷解した。

遡れば私がまだ高校生だった頃、それも受験生の真っ只中だった時、私はこの曲が頭の中で流れることをなによりも恐れていた。模試を受けているときや実際の試験においても、この曲が頭の中で流れるとおそろしく集中力を削り取られるのだ。英文読解を読んでいる間隙をつくマツケンサンバ、古文単語を必死に思い出しているとき無関係に現れるマツケンサンバ。それはもう暴れん坊将軍の如く、私の頭を蹂躙して苦しめてくれた。試験なんてものをもう受けなくなって久しいが、その不安な気持ちだけがずっと身体に残っていた。だから、聴くたびにああいった現象が起こったのだろう。いまこれを書きながらマツケンサンバを流してみているけれど、本当に集中できない。マツケンサンバの力はすごい。

それだけ耳に残るメロディー、中毒性を持った曲だから人気もあって今でも使われているのだとは思うけれど、個人的にはそういった理由からあまり好きではない。ちなみに、受験生の頃は「恋のマイアヒ」も同じくらい忌避する脳内ジャックソングだった。同じメロディー、同じ歌詞が繰り返される印象的な曲ほど集中を阻害する力があるらしい。

フレデリックの「オドループ」や相対性理論の「LOVEずっきゅん」も流れたらいやだなと思う。かっこいい曲だけど、試験なんかのときには聞きたくない。

日記をはじめて二日目に、こんなに関係ないことを書くとは思わなかった。

もし最後まで読んでくださった方がいるのだとしたら、あなたの脳内ジャックソングを教えてほしい。